まず、訪問看護事業所の立ち上げ

まず、訪問看護事業所の立ち上げ    2017年1月7日

新年が明けました。目出たい人もあるでしょうが、暗い気持ちの人もあると思うので“おめでとう”といえない私です。新年のご挨拶状も出せずにいる私をお許しください。そのうち、何か発信しますので。

今年最初の事業の立ち上げ
 新年早々に仲間と新たな事業立ち上げに奮闘しているところです。3月末にはグループホームわいわい白州のオープンですが、その前に新たな事業を立ち上げることになったのです! それが、『地域看護センターあんあん』(訪問看護事業所・訪問看護ステーション)です。2017年2月1日事業開始予定です。

『あんあん』の意味
 つい先日、我が家での地域看護師たちがみんな参加したホームパーテイに特別ゲストで参加くださった某著名人・知識人が、「あんあんって、どうしてそういう名称にしたの?」と聞かれました。そこでこうお答えしました。
 「新生児から人生の終末期の人まで」を支援させていただく看護職集団、つまり、五十音の『あ』から『ん』までの支援をさせていただきたく『あんあん』にしました。
 「そうなの。では『人生のAtoZ』ね。それはいいわね。ぜひがんばってね」といってくださいました。
 本当は、なりゆきでこういう名称になったのですが、よろしくお願いいたします。

ひっそりと
 私のこれまでの経験では、訪問看護事業の立ち上げ時には大々的に宣伝し、それなりのセレモニーを行ってきましたが、今回は“ひっそりと”です。理由は、本来『訪問看護事業』は地域の皆さんの在宅療養・地域生活のサポートの仕事です。どんな重度の方でも、医療ニーズが高い住民の方でも、あるいは人生の終末期の方でもその方なりの人生の過ごし方を支援する仕事です。ですので、『基本的に主役は住民の皆さま』だからです。
 それに、この地域にはずっと頑張って活躍している訪問看護ステーションが数カ所あります。その活動を頑張っていただきながら、私たちだんだん会・『地域看護センターあんあん』はご迷惑をおかけしないようにしながら、特に重度の方々の在宅療養支援に力を注いでいきたいと考えています。もくもくと支援していきたいと考えています。

名称を『地域看護センター』に

 従来なら「訪問看護ステーション」という名称を付けるのでしょうが、私たちは、在宅療養する方々の支援だけでなく、病院以外の地域の生活の場で暮らす方の支援、あるいは他事業も含めて地域全体の看護ニーズに応える『看護職チーム』を作り上げたいと考え、『地域看護センターあんあん』というこういう名称にしました。人口規模が大きくない地域では、種々サービスを兼任しながら力を注いでいければと考えています。

優れた看護職の活動を見守ってください
 幸い、優秀な看護職が多数(私から見れば)集まってくださいました。この看護職たちが、一つのサービスだけでなく、地域全体を見渡して役立つ種々の仕事ができればいいなあと思っているところです。
ある意味では、「都会型」ではない「人口減少の地方型」の新たなモデル『北杜モデル』の構築に少しでも貢献できれば幸いです。

訪問看護事業所を立ち上げる計画がなかったのですが、諸事業でこういうことになりました。
様々な形で発信しますのでどうぞ見守ってください!