ガルーダ・サポーターズ新時代

ガルーダ・サポーターズ新時代

 2008年8月に、EPA第一陣のインドネシア人看護師・介護福祉士候補者が来日して早4年。無我夢中でインドネシアを訪問して、何とかサポート団体を立ち上げなければと思ったのが始まりでした。
 先日、ガルーダ・サポーターズの総会を行い、新たな役員体制でさらにパワーアップした事業計画で運営することになりました。
 詳しくは、ホームページ・ニュースを参照してください。(info@garudanet.jp)私は、これまで共同代表と事務局長を務めていましたが、事務局長を星さとるさんにお願いすることになりました。
 ガルーダ・サポーターズニュースNo.13に載せた私の挨拶をここに転載します。

 
ガルーダ・サポーターズ発足以降、共同代表・事務局長を務めさせていただいた宮崎和加子です。
 EPAでアジアの諸国から日本に「看護師」「介護福祉士」候補者が来日するということを聞いたときから、じっとしていられずに動き始めました。理由は、来日する専門職(プロ)としての看護師・介護福祉士候補者が、日本で伸び伸びと仕事や勉強ができて、力が発揮できるようになるかどうかがすごく心配だったからです。
どの国の人であっても専門職は単なる労働者ではなく、共通の理念や志・技を持っています。その教育もたっぷり受けています。新しく始まるEPAで正式に政府が行う事業が、外国から来日する看護師・介護福祉士候補者だけではなく、日本の看護・介護の現場の人たちから受け入れられ、双方にとって良い内容とならないと結局現場の専門職が苦しい思いをすることになります。そうならず、お互いに『よかった』と思えるようなものにするために、何かをしなければ・・・と思ったのでした。
そして、来日直前の2008年7月にインドネシアに行き、来日する側の国の実情を見聞きしてきました。その時に同行した白仁田敏文さんと田原聖子さん(両者とも当団体の役員)とサポート団体を作ろうと呼びかけたのです。その結果、想像以上に多数の皆様に会員や役員になっていただき有意義な活動ができました。
当団体の宝・誇れることは『人材の豊富さ』です。残念ながら運営資金確保はうまくはなく、ほとんどボランテイアでの活動となっていますが、他にはない多方面の優れた力を持ったプロ集団です。どの団体・立場に肩入れすることなく、純粋に中立的に考え提言も行っているつもりです。
これからEPAの見直しが始まるとのこと。さらにパワーアップして様々に取り組むことが求められています。
そのような状況の中なのですが、私の個人的な諸事情から存分に事務局長の役割を果たすことができず、星さとるさんがその任を引き受けてくださることになりました。私は、共同代表と事務局員としては今までどおり頑張ってまいりますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。みなさまの一層のご支援をお願い致します。