人を変えるもの

人を変えるもの           5月25日分

しばらく、フランス在住の息子が書いたものを掲載させていただきました。
さて、これからまた宮崎和加子の語りです。

この間いろいろなことがありました。何から書けばいいか・・・。まずは、心に残った言葉について。

私が仕事をしている全国訪問看護事業協会では、一年間に15種類の研修会(年に複数回行うものもあるので全体で27回)を実施しています。時々その研修会の担当と全体進行のために講義のほかにも参加しています。
先日、大阪での『在宅ターミナルケア』の研修会の中で、昔からの友人の高澤洋子さん(淀川キリスト教病院訪問看護ステーション・訪問看護師)が講師としてたっぷりと語ってくれました。高澤さんの実践力・表現力にはいつもながら圧倒されます。

自分の存在の根源的な問い
 高澤さんの講義の中に「人を変えるもの」のいうスライドが一枚ありました。人生の終末期を過ごす方々を支援するなかで、死を前にして、ご本人や家族が人生観を変えること、あるいは変えざるを得ない場面に出会います。時には、死生観を変えたほうがいいかもしれないとかかわらざるを得ないこともあります。スピリチュアルケアという“魂の”というか自分の存在の根源的な問いとも関係します。とても難しいです。私もよくわからない部分が少なくありません。

人を変えるもの
 高澤さんは、恒藤暁先生(大阪大学大学院医学系研究科教授)の言葉だということで次のように説明しました。
 人を変えるもの・・・それは、①感動 ②出会い ③見方 ということです。
 皆さんは、自分が“変わった”と自覚したことがあったでしょうか。あるいは周囲の人から“変わったわね”といわれたことはなかったでしょうか。そのきっかけは何だったでしょうか。

 私は、常々思っていたのは、①感動と②出会いです。心が動いて自分の価値基準が変わり、あるいは人やものと出会ったときに自分の中の何かが変わる・・・。出会いを求めて旅行もするのかなあ。見方については、また追って語ってみたいと思います。

皆さんも、感動といい出会いがありますように!!