人生の愉しみ方を探った年
人生の愉しみ方を探った年 12月31日分
昨日まで大阪で、インドネシアから来日している看護師・介護福祉士候補者の『国家試験対策講習会』(3日間)に参加して、やっと本日大晦日はプライベートな時間となりました。そこでちょっと今年を振り返ってみようという気になりました。何でも忘れてしまうこのごろ。2010年という年を自分の中で記憶しておくのに7つのキーワードでまとめることにしました。
①社会全体は、「期待はずれで頼りない民主党に先が見えない日本社会」
日本社会を私なりにひとことで表現すれば、「期待はずれで頼りない民主党に先が見えない日本社会」。2009年の政権交代にはそれなりに期待をしました。もっと人間を大事にすることを前面にした政治・社会作りになるのではないかと。少なくとも自民党時代よりは社会保障の充実が可能になるのではないかと。しかし、しかし・・・。自民党にもどることはありえない。かといってどうなるのだろう? 巨視的にみれば「コロコロ政権が変る不安定な時代」が数十年続くのではないだろうか。周辺諸国の動きが激しく、きな臭く、またTPPなどを考えると、これまでの日本の姿ではなくなっていくのではないだろか。そんな不安を強く持った年でした。
②著作活動30年の区切りの年
私個人のライフワークでみれば、著作活動30年の区切りの年。看護師になって3年目(24歳)から著作・出版活動を開始しました。ちょうど30年。記憶していて手元にある本が、①単著が6冊、②私が中心に企画・編集して共著で書いた本が14冊、③共著で依頼されて書いた本が12冊、④私のことを題材に書かれた本が3冊です。合計すると32冊の出版にかかわったことになります。まあ、私の本と自分でいえるのは、①②で20冊でしょうか。
ある新聞記者がいいました、「宮崎さん、作家なんですか? 下手な作家よりずっと本を執筆していますね」と。「いいえ、私は作家ではありません。いってみれば現場レポーターです」
しかし、30年目の区切りの本が前回紹介した『認知症の人の歴史を学びませんか』。この本には思い入れがあり、一番苦労した本であり、もしかしたら最もいい本かもしれない。夫が年賀状にこう書いてくれました。「和加子:看護と介護の講演と本作り、そしてインドネシアからの看護師・介護福祉士候補者の支援活動(ガルーダ・サポーターズ主宰)の日々。年始に出版する『認知症の人の歴史を学びませんか』は、夫ながら「実にいい本だ!」と思う。・・・」どの本も全部原稿段階で読んで誤字脱字や文章の誤りから、構成までにアドバイスしてくれている夫が、絶賛してくれているのです。なんだかとてもうれしい年末です。
③「ガルーダ」関連の展開をした年
これは、これまでのブログやガルーダ・サポーターズのホームページをご覧下さい。記者会見・マスコミ取材、外務省との情報交換、政府への説明などなど陰に陽に多様に動いた年でした。2011年が大きな節目の年になるのではないかと思っています。しかし、不安材料は、政府の不安定!
④訪問看護制度の改善(同時改定にむけた動き)
全国訪問看護事業協会の事務局次長として、制度改定、報酬改定にむけて一生懸命取り組んできました。また、全国の訪問看護関連の方々に会うことはとても楽しく有意義な時間でした。ありがとうございます。全国どこにも必ず熱心に中心となっている方々がいるんです。
これも、2011年が極めて重要な年。来年もさらにがんばります。
⑤気功に出会った年
川島みどり先生から『看護』を学び続けた30数年。“手”を使った看護の実践に大きな意味を見出している現在。統合医療といっていいかもしれません。15日間の実地の研修を受けて、たいへん勉強になったのですが、私にとって一番大きな出会いは『気功』でした。いつかじっくりしっかり学び・考えたいテーマです。
⑥ホームパーテイを愉しんだ年
家のリフォームして、家での集まりを持てるようにしてから、みなさんに集まっていただいています。たとえば、ハンガリーや台湾からのお客様、甥姪の集まり、友人の定年退職ご苦労さん会、息子の友人たち、旅行同行者の集まり、わが家の望年報告会などです。私は昔からの夢の一つがみん全くやる暇がありませんでしたが、ちょっとできるようになったのです。何が楽しいかというと、お料理をたくさん作って、みんなにお振る舞いすることです。その時々にさまざまな手作り料理。上手かどうかは別として、それが至福の時間なんです。
⑦人生の愉しみ方を探った年
脇も見る暇なく、突っ走ってきた人生。これからどんなふうに生きるか。あと何年生きられるかわからない人生。大変な時代ではあるのですが、自分の生き方・人生の送り方について、探っている今です。2010年は、“人生の愉しみ方”を探り始めた年だったように思います。
ブログで紹介した『おもしろい本』との出会いもありました。
みなさま、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
2010.12.31 9:10