今年3冊目の本の出版!
今年3冊目の本の出版! 12月5日分
年末に、1冊の本が出版されます。『認知症の人の歴史を学びませんか』(中央法規出版、宮崎和加子著、田邊順一写真・文、2000円)です。オビ(本の表紙下の方)内容は、“ここまできた! 認知症の人の生き方 閉じ込められ、縛られてきた歴史からの脱却 誰が、何が変えてきたのか 初めて認知症の人の歴史が1冊の本に!”というものです。
今年3冊目
今年3冊目の本の出版です。間違わないで下さい。3冊書いたのではありません。これまで暖めてきた企画と著作をやっと出版という形にすることができたのです。
【1冊目】『だから訪問看護はやめられない』メデイカ出版・共著
若い訪問看護師6人といっしょに取り組んだ本です。訪問看護という仕事が、経験をつんだ一定の年齢の看護師の仕事ではなく、(その年代の力はもちろん貴重な力ですが)経験の浅い若い看護師にもどんどん実践してほしいのです。私の最近のアピールは、日本の看護師130万人に向けて「20歳代に一度は訪問看護を経験しよう」です。訪問看護師は、現在約3万人です。圧倒的多数は、病院・病棟で急性期の病気対象の看護の仕事をしています。しかし、病院以外での“生活の場”での看護の役割は大きく、実にプロとしての力を発揮できる場でもあるのです。その筆頭が訪問看護。そのおもしろさを伝えるマンガ入りの本です。企画して出版まで1年強。
【2冊目】『訪問看護元気化計画―現場からの15の提案』医学書院 川越博美との共著
2007年から2008年にかけて、川越博美さんと2人3脚で全国の訪問看護の現場に行脚した内容を踏まえてまとめた本です。“日本の訪問看護の実情2010”ともいえる本です。この本を読めば、日本の訪問看護の歴史・実情・未来についておおよそわかる。訪問看護の入門書・ガイドブックともいえるでしょう。類著があまりないので貴重な本になるのではと勝手に思っています。15の提案もぜひみてください。
企画から出版まで1年半。
そして3冊目が、上記の本です。この本のことは次回詳しくお伝えします。これはたぶん、すごい本だと我ながら思います。企画から出版まで約7年。
私は著作が仕事ではありません。仕事の一部ではあると思います。これで何冊本を出版したのだろうか・・・。数えていないのでそのうち数えてみます。共著も含めれば30~40冊ぐらいかな。出版してくださる出版社に感謝です。著書が電子化される中、今後出版というものがどうなるのか私には全く分かりませんが、文字で伝えることは絶対になくならないでしょう。
2010年という区切りの年に、これまで暖めてきた企画を形にできてとてもうれしいです。血を吐く思いで、しかし楽しみながら、一瞬の達成感を味わうのを励みに書き続けている私です。いっしょに書いてくださった方、ありがとう! 時間の忘れて書いているわたしに温かい目でみて、いつも励ましてくれる協力してくれる家族に謝謝。