新卒訪問看護師

新卒訪問看護師       2013年12月5日分

 訪問看護業界の古くて新しい最大の課題は、『訪問看護師の不足』です。医療ニーズの高い利用者の増加、複合型サービス・定期巡回・随時対応サービスの実施、あるいは医療と介護の連携の橋渡しの役割、地域包括ケアの推進など訪問看護への期待は高まる一方です。それもこれもあれも実施したいと考えている訪問看護師や訪問看護ステーションは少なくないのですが、なかなか十分に力を発揮できないでいる。その理由は、『看護師不足』です。
 
新卒ナースを訪問看護ステーションで受け入れよう
重要課題である“訪問看護師を増やすために”の対策としていくつかの提案をしているが、(全国訪問看護事業協会では来年度の概算要求の要望として提出)その中の一つとして、新卒ナースを訪問看護ステーションで受け入れることを提案している。
 これまでの日本の看護界の常識では「訪問看護は一定期間の病棟経験を経てから」という状況だった。病棟経験を最低でも3~5年は経験したベテラン看護師が訪問看護に従事するというものだ。
 しかし、そうではない。病棟経験がなくても訪問看護の現場で新卒ナースを育てよう、その方が生活支援の視点とケアができる看護師を育てあげられる。必要な手技や技術はその都度研修していけばいいというものです。
 実際に1昨年ころから少しずつその実践が始まっている。

サイトが動き出す
そこで、新卒訪問看護師のためのサイトが立ち上がる予定。学生の方や新卒看護師だけでなく、もう少し幅広い層の方々も興味を持ってみていただきたい。
私自身は、サイトを立ち上げることはできないが、kkケアプロ(代表取締役社長・川添高志氏)が無料で活用できるようにしてくれている。川添高志さんは「ワンコイン検診」で有名になったナース。ケアプロは社長の川添さん本人も含めて若い看護師集団。訪問看護の分野でも新しい息吹で展開している。
 
新卒訪問看護師教育プログラム 
その教育・研修プログラムを聖路加看護大学といっしょに作り上げている。その「きらきら訪問ナースの会」を来年3回企画している。
 若いナースたちが時代にあった方法でさまざまに展開していることはとても心強い。詳しくは、参照してください。

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