移民云々
移民云々 5月15日分
「日本は、これからドンドン人口が減り、2030年ころは現在の3分の2くらいしか日本人がいなくなる。他の国は人口が増えて、地球上では現在60数億人なのが、約90臆人になると予測される。このままでは日本は廃れて活気のないしょぼくれた国になるだろう。人口を維持するために、優秀な外国人に移民・移住してもらう『移民政策』を今から実行する必要がある」というような主張をこのごろよくお聞きします。その数を1000万人ともそれ以上とも・・・。
きょうは、このことについても論議はしないし私の主張は保留としますが、(そのうちたっぷりと書きますが)、どうしても言いたいことの一つは、そのこと(人口減少問題)とEPA(経済連携協定)と、日本での看護・介護職不足対策は、全く別なものであり、最初から一緒の論議をすべきではないということです。どうもそれがごちゃごちゃに論議されている! 私の中でもまだ未整理・データ不十分な部分があり、きちんと数字と考えを自分なりにまとめたいと思っているところです。
それはそれとして、身近なところになんと外国人が多くなっているか・・・。
◆若妻会が○○語、逃亡目的・・・
連休に山形に帰省して村の様子など聞いていたら、こんな話を聞きました。「ある村に10年位前から外国人のお嫁さんが来るようになった。村には若妻会がいまでもあるが、なんと日本語ではなくて○○語が正式な会話だってよ。日本料理講習会などやっているって。このごろはひどい話もあってね。要するに金で買われて嫁にきたんだね。来て1週間で逃亡しっちゃった。日本人と結婚するとビザがずっと日本に正式にいられるようになるから、それでどこかで好きなように暮らしているんじゃないかな。はじめから長期来日目的で(逃亡することを前提に)来ているようだよ。それが1人じゃない。何人も逃げられているそうだよ」
◆ポーランド人の留学生
『ガルーダ・サポーターズ準備会』はボランテイアで支えられていますが、先日作業を手伝ってくださったのは、ポーランド人の留学生でした。ポーランド生まれ、31歳、現在イギリスの大学に在籍し、日本に留学に来ていると。つい先日結婚したが相手はニュージーランド人だという。
私「私、数ヶ月前エストニアのタリンと町を訪問したけれど、ポーランドと近いですよね。ハンザ同盟の町でした」
留学生「そうです。私が生まれたのも北ポーランドでタリンの近くで、同じようにハンザ同盟の町ですよ!」
私「ポーランドというと私が思いつくのは、アウシュビッツなの。収容所。ドイツとの関係や感情などは今はどうなのですか? あまり関係ないの? 差別意識など、このEPA問題にも関係するように思うんだけど、どう?」
留学生「一定の年齢の人たちは、さまざまな感情を持ちながらも融合していくような機運に見えるけど、かえって若者のほうが反ドイツの感情が高いような気がする。どうしてかな? 差別問題は、ずっとどこでも問題!」
私「世界中・地球上を飛び回って暮らしているあなたから見ると、子どもが生まれたらどこで暮らし、どこで育てたい?」
留学生「申し訳ないけれど、日本で育てたいとは全然思わない。どこにしようかな。ニュージーランドかな? ただ仕事のことや両親の協力などさまざまな条件が関係するから実際にどうするかは全く考えていないわ」
地球上を中長期に住み替えている(住み替えざるをえない)人が多くなった
最近見聞きしたほんの一例でした。EPAの問題、労働力の国家間移動、世界の国の格差問題、縦横無尽の膨大な数の留学生たちなど、多様な条件で一様ではないが、とにかく人が地球上を大移動している気がする。それも単なる短期旅行ではなく、中長期、時に移民というか移住も。良し悪しの議論云々は端に置きながらドンドン実体が動いている! 電車に乗っても、町を歩いてもなんと日本語ではない言葉を耳にすることか・・・。