要介護の方、時には箱根でケア付別荘ライフを!
要介護の方、時には箱根でケア付別荘ライフを!
2013年7月5日分
創造力たくましく、様々な事業展開をしている看護師たちがいる。このブログで何人も紹介してきたが、またまた素敵に展開している方に出会った。
5年前に起業、次々に事業展開
20歳代後半で看護師を志し学校へ。そして訪問看護師・管理者の経験を積んで新たな事業展開を始めたのが、40歳代後半だそうだ。株式会社を立ち上げ、訪問看護ステーション開設、そして療養通所介護という医療ニーズの高い重度の方々が利用するデーサービスを始めた。このサービスは、全国で70か所ほどのみで事業運営がちょっと難しい事業だか、彼女は成功しているといえよう。
要介護の方、時には箱根で別荘ライフを!と
「要介護状態や病気になったら、旅行なんてとんでもない」「介護される人がそんなわがままいってはだめよ」「別荘で暮らすなんて贅沢」という風潮はまだまだある。
そこで、彼女は、「でも普通の人間なんだからいいじゃない」「そういう状態になったからこそ、特別な空間で特別リッチな時間を過ごしていただけるようにしたい」「希望のある毎日が送れるようにと、みんながうらやましがる観光地箱根に“それ”を作った。
すごい! ステキ!
先日、遊びに行かせていただいた。「わあっ! すごい!」「いいなあ」「広い庭は何坪あるの?」「全部で3000坪なのよ。温泉もついていてね。この窓から見えるのが、大涌谷よ」「雉が飛んできてね・・・いのししも」
「ここは、何なの?」
「介護保険の複合型サービスと、あとはオプションで別荘ライフを楽しみたい方のご支援の空間」
「すごいね~。ため息が出てくるね」
「お金持ちなんだね」
「とんでもない。50万円で株式会社を立ち上げたのよ。借金はずいぶんあるよ」
1泊5万円で安いと
「先日、自費での利用の要介護の老夫婦が1泊なさったのよ。プロのマッサージ、みんなで作るおいしいお料理、温泉入浴の介助、せせらぎの音を聞きながら就寝」
「へえい、それでいくらなの」
「そのサービスを全部込みで、1泊5万円なんだけど、そのご夫婦は「それは安い」というのよ」
「そうかもしれないね。そういうときのためにお金をためておいたのだから、それを使って非日常を楽しんでいただきたいよね」
格差が広がり、低所得の方々の社会保障をどのようにするかが日本社会の大きな課題になっている現在であるが、それはそれで何とか充実の方向で進めていきたいものだ。一方でお金があっても要介護状態の人が伸び伸びと生きていくことができないのも事実である。あの手、この手でみんなが知恵を出し合い、豊かさを感じながら生きていけるようにしていかなければいけないし、できるような気がする。
その彼女の名前は、松木満里子さん。みなさんのお知り合いの方で、何年に一度でも「ちょっと豪華な介護付き別荘ライフ」をという方がいらしたら連絡してみてください。
松木さんは、とにかく、やりたいこと・夢を形を作るからすごい! エライ!
「毎日がおもしろくって、おもしろくって・・・」と何度も言っていました。