通勤ラッシュの人間模様
通勤ラッシュの人間模様 2013年7月25日分
4月から朝夕の通勤ラッシュを経験した。やっと4か月を乗り切ったというところです。ドアtoドアで1時間20分。これまでの人生で経験したことがなかったことの体験。毎日のラッシュで少々人間模様が見える。
ラッシュ時の電車の乗り方
私が乗降している駅は『綾瀬駅』。地下鉄千代田線の終点であり、JR常磐線の駅でもあります。この駅がいいのは、地下鉄の始発があることです。朝は15分程度に一本は始発なのです。しかし、始発で座ろうとすれば15分以上前から並ばないと座れません。私も並んで待ってラッシュの中ゆうゆうと座って通勤しているのです。ただ待っているだけでは座ることはできず、いろいろと秘策・ルールがあることがわかりました。
蹴飛ばされて・・・ 割り込み乗車する『小太りのおばさん』
毎日がドラマのようなのです。ある日は、ちょうど座ろうと思ったら、若い女性が体当たりして私の足を踏んづけて自分が座りました。私はよろけて転びそうになり、足はアザができて・・・。私も悔しくて、その人の前に立って、その人の顔をずっと睨みつけていました。その人はすぐに寝たふりをして・・・。
またある日は、順番に阿吽の呼吸で並んで待っている常連組の列に、中年の女性が周りをみず、駅員の放送〝いつも整列乗車へのご協力ありがとうございます。割り込み乗車は迷惑となりますのでひかえてください“ というアナウンスにも耳を貸さず、入り込んでくるんです。その人を割り込ませないようにと肩でその人が入れないようなしぐさをする人もいれば、睨みつける人もいれば、「順番です!」という人もいるんですが、その女性はかまわずに割り込むんです・・・。
30分ほど並んで保育園児を伴って座って電車に乗って遊んでいく母子もいます。
こんな戦争のようなラッシュに年寄りは乗らないで!・・・
毎日のこのようすに私は自分の人間性が悪くなっていくような気がしてなりません。睨みつけたり、嫌な顔をしたり、我先に!と相手を思いやるなどという気持ちを捨てたりしなければなりません。
先日は、やっとの思いで座ったのに、目の前に70歳代くらいの高齢者が立ったのです。席を譲ろうかどうか悩んだんです。「戦争のような状況の中でやっと確保した椅子。前の人は腰も伸びているし元気そうだし、席を譲らなくてもいいよなあ・・・。そもそもこんなラッシュ時に高齢者は乗らないでほしいなあ」などと思っている自分に気づくんです。
自分が嫌な人間になっていくようで・・・。
今日は、『愚痴』と『言いわけ』になってしまいました。元気に通勤しています。