黄葉

黄葉   2013年11月15日分

 毎日、山々の紅葉を堪能しながら訪問看護や仕事をしている方もいるでしょう。またこの季節にきれいな紅葉を1度も見ることなく冬を迎えてしまう人もいるでしょう。求めて、わざわざ紅葉を観に行く人もいれば、近くにあるのに無関心に時を過ごしている人もいることでしょう。あるいは、庭の木一本の色づきで秋を楽しんでいる人、近隣の公園の色づきで秋を歎じている人も・・・。
 あなたは、どのタイプですか? 
 私は、毎年わざわざ堪能しに出かける人です。

今年は・・・
 といっても、秋は講演依頼が多く、ほとんどの土日祝日は全国を飛び回っている状態です。なので、講演先で思いがけない素晴らしい紅葉・秋に出会うのです。
 今年、まず“きれい!!”という歓声を上げたのは、岐阜の平湯温泉でした。夜、真っ暗な中到着して朝目が覚めたらすごく寒く、霜・山の方は雪が降っていて、温泉の周囲が紅葉でとってもきれいだったのです。引き締まった寒さの中で見る紅葉(そういうところは色が鮮やか)はきれい!

黄葉
先日、北海道のオホーツク地域に伺ったんです。飛行機の座席は窓際。天気がよく、窓からの光景を楽しみながら下の地上を見ていました。北海道に入って釧路周辺を通り過ぎたころ、ふと気が付いたんですが、地上が黄色と緑なんです。緑はわかるのですが黄色は何だろう? とずっと見ていました。赤やオレンジ色の紅葉はあまりなく、とにかく黄色なのです!
女満別空港に到着し、迎えに来てくれた友人に真っ先に聞きました。
「あの黄色は何の色ですか」
「ああ、あれはカラマツですよ。エゾマツや他の松は緑のままで色づかないんだけど、カラマツがきれいな黄色に黄葉するんですよ。だからこの辺では『紅葉』ではなく『黄葉』なんですよ」
ドライブを楽しませていただきましたが、あちこちに計画的にカラマツを植林しているのがうかがえました。行けども行けども『黄葉』でした。
 なかなか見ることができない秘湖の湖畔のホテルで、ひらひらと広葉樹の葉が舞い降りる中で極めつけのコーヒーとワインを楽しんで、本当に北海道の秋を楽しんでひと時でした。ありがとう!友人! ありがとう!北海道!

まだまだ・・・
日本はいい国で紅葉は9月上旬の大雪山や北アルプス・南アルプスの標高が高いところの紅葉から始まって、12月まで楽しめる。今は11月中旬。まだまだ楽しめる。
心から楽しみましょうよ。楽しめる感性を大事にしましょうよ。楽しめるゆとりを持ちたいものですね。
さあ、私も時間をやりくりして楽しみに行こう・・・。