EPA・・・最近の動き

EPA・・・最近の動き        2013年3月5分

 2008年に第一陣のインドネシアからの来日者から、早5年が経過しました。さまざまなことがありましたが、この事業は継続しています。インドネシアからの来日者だけでも、国家試験に合格した看護師は50名、介護福祉士は34名になっています。現場で一生懸命働いているようです。今年の国家試験の合否発表はもうすぐです。
 ところで、EPA看護師・介護福祉士をめぐる最近の動きを2つ紹介します。

滞在延長の件
滞在期間については、第1陣と第2陣については、当初の在留期間を1年間延長できました。制度スタートということの配慮があったようですが、第3陣以降の来日者について未定でした。
それに対して、閣議で、インドネシアについては、平成22年度及び23年度入国の候補者について、特例的な滞在期間延長を実施することになったとのことです。(外交上の配慮の観点)
 つまり、第3陣、第4陣についても、国家試験で一定の成績が確認できれば、在留期間が延長できることになったということです。ただし、本人と受入施設が同意すれば、という前提がかかるとは思いますが・・・。

介護福祉士候補者を職員等の配置の基準上の算定対象に一部含める件
 これまで、介護福祉士候補者は、配置の基準上の算定対象とみなされておらず、介護施設等から一定の条件のもとに算定対象としてほしいという意見が出ていました。
 それに対して、変更になりました。その条件は以下の通りです。
① 受入施設での就労開始日から雇用契約が1年に達した者
② 日本語能力試験N2以上を保有している者

 3月20日(春分の日)には、ガルーダ・サポーターズ主催で、来日者と会員(ガルーダ・サポーターズ)の交流会を持ちます。みんなでスカイツリー見物をしていっしょに食事をするなどの“ほっと一息”の会です。合格者も結果待ちの人も参加予定です。会員以外の方でも興味のある方は、ガルーダ・サポーターズの事務局まで! さまざまな形での支援活動です。