QOD

QOD        2013年7月15日分

 何だか忙しくしていて、あっという間に月末になってしまいました。書かなくっちゃ・・・。

『QOL』ではなく『QOD』
最近聞いた言葉で〝QOL“(Quolity of deathクオリテイ オブ デス)というのがあります。〝QOL”という言葉は、よく知られている・よく使う言葉です。
Q = Quolity 質
O = of
L = Life 生活・人生
ということは、『生活の質』『人生の質』という意味ですね。単なる『生存』ではなく、『生活の質』『心豊かな生活』を大事に考えよう。あるいは、単に命の長さを重要視するのではなく、『いかに豊かに生きるか』『人生の質』を意識した生き方を考えるなどというふうに使われます。
 私も講演でよくこういう内容のお話をさせていただき、「要するに『QOL』を大事にした生きること支援をしましょう」などと使わせてもらっています。
 ところが、最近は、『QOL』だけではなく『QOD』が注目されているというのです。

『豊かな死』
 QODの〝D“は、death つまり〝死”のことです。だから、『QOD』は〝質の高い死“〝豊かな死”ということです。私の勝手な解釈では、『死ぬ瞬間のことをいっているのではなく、死までの期間、自分なりに満足した生き方をする、そのことが豊かな死だ』ということではないかな。〝End of Life Program“などという言葉も含めて、『死』を前面に出して、当事者本人が考えようという風潮が先進国で出てきているようです。
 
 このことは、私は大事なことだと思います。