10年ぶりにイタリアへ
10年ぶりにイタリアへ 2015年9月15日分
9月末、10年ぶりにイタリアに行ってきた。主な目的は、イタリアの地域精神医療の視察。全国訪問看護事業協会主催の年1回の海外視察旅行である。昨年のカナダは参加できなかったが、今年は参加させていただいた。その内容については、追って報告していく。今回は、久々のイタリア訪問の感想。
10年前
ちょうど10年前に、ナポリ、カプリ島、ローマ、フィレンツェにいって、歴史と文化と自然など堪能した。自分の世界観・人間観を考え直すほどに印象深い忘れられない旅だった。石畳の町を存分に歩き続けた快適な個人旅行であった。
残念だったのは、ベネツエアに行けなかったこと。水没の前に一度は行ってみたいと思っていた。
ベネツエアに
今回は、ベネツエアに行くことができた! テレビや雑誌の写真ではみていたが、現地に足を運んでみてやはり驚くばかり。ベネツエア島という島には、建物がびっしり建っている。陸から数キロ離れているが一本の鉄道がつながっているだけ。島には車はなく、陸からはすべて船で。縦横無心に船が動く。
私たちも水上タクシーでホテルの玄関に。満潮などでホテル玄関まで水浸しになるとのこと。有名なシンボルのサン・マルコ広場は一番土地が低いとのことで着いた日の朝は、広場が80cmの浸水で、いわゆる木のスノコを並べて通行したとのこと。店も他も水浸し。地下水をくみ上げることなどが影響して、今でも島の地面がでこぼこ。その前にこの島に町を作るときには、基礎をしっかりとするために膨大な量の木の杭を使用した。それで『島の下には森がある』
等と表現されている。生活全体が水に浮いているし、移動は船という珍しい光景だった。
自然景観上のことについて驚いたが、それ歴史を知るとさらにおもしろい。
ベネチアンガラス
有名なベネチアンガラス。それをずっと昔から作っているムラーノ島に行ってみた。数多くの工房でガラス細工作品を作っている。ついつい欲しくなる。重いのも忘れて買ってしまっている。芸術品がたくさんあった。
しかし、何より驚いたのは観光客の多さ。世界中から。豪華客船もたくさん。
一年間に何千万人も訪れるとか。人の多さで島が沈むのではないかと思うほど。
久々の観光旅行。楽しかったし、気持ちも視野もリフレッシュ。やっぱり、時々海外旅行はいいなあ。