70歳代からの起業続出
70歳代からの起業続出 2016年4月15日分
フリーになり、なかなか会えなかった友人に何人か会ってゆっくりおしゃべりした。至福のときである。久々に実に楽しかった。そのおしゃべりの中で、こんな話を聞いた。
76歳で起業
会った友人も49歳で大企業を退職し、起業し成功して一部上場企業となっているが、その仲間の一人(Aさん)が76歳で起業したというのである。私はAさんとお会いしたことはないが、60歳でまず起業し、大成功し(簡単ではないと思いますよ)、その会社を70歳のときに後任に譲り、自分はフリーになったとのこと。それで静かに老後の生活をenjoyするのかと思っていたところ、最近76歳で新たな法人を立ち上げたと。これは利益追求型ではなく、言ってみれば社会貢献の法人。内容は詳細にはお聞きしなかったかが、芸術家を育てることを支援する法人ということだった。
「和加ちゃん、60歳じゃ、まだ洟垂れ小僧だよ。まだまだこれから。自分の周辺には70歳代の起業家は何人もいるよ」だそうだ。
73歳で開業
その分野では超有名な専門医。その後の人生は? 公立病院などで定年になり、60歳代で診療所を開業したなどという話は、医師の世界では当たり前のように聞こえてくる。
私の知人の女医さんは、73歳で新たにクリニックの建物(たぶん、素敵な建物)を建て、地元住民のためのクリニックを開業する計画を練りスタートした。看護師は? 事務職員は? 患者確保は? 「ちょっと変わったやり方でおもしろくやりましょうよ。宮崎さんがいう“家で死ねる・人生の最後まで過ごせる町つくり”もいっしょにやりましょう」と。
60歳からの人生を有意義に生きる会
名称はいろいろあるが、こういう内容の集まりが全国各地に無数にあるらしい。Uターンして生まれ故郷に帰って「何か」を始めた人。その周囲に集まった面白い人々・・・。来月遊びに行くことになっているので、学んできます。
この間、「60歳なんてまだまだ若いわよ。感傷にふけっている年齢ではない」といわれ続け。テレビ・マスコミでは見えないさまざまな動きがあるようだ。なかなかおもしろそう。
60歳(+α)で定年になり、“老後を”とか“再雇用”とか“ちょっと小遣い稼ぎにパート勤務を”“ボランテイアでもしようか”などと考えている方々、ちょっと考え直さなければならないかもしれませんね。